分散学習のルール

TOEIC対策のため、だけでなく、全ての勉強方法に言えることなのですが、定期的に復習をすることをお勧めします。

さて、その中でどのように復習をしていけばいいのか、スケジュールは?という虎の巻をご紹介します。


意識的に人間は反復してしようしないと、その単語のことは忘れてしまうといいます。
最新の認知心理学記憶研究に基づく、効果的な復習スケジュールというルールがあります。

1pen 2cookie 3kids という単語を覚えなければいけないという場合、
1.1pen、1pen、1pen、2cookie、2cookie、2cookie という順番なのか
2.1pen 2cookie 3kids、1pen 2cookie 3kids、という順番で学んだ方がいいのか?

復習のスケジュールは、一般的に、「集中学習」と「分散学習」の2つに大別されます。集中学習とは、1つの項目を連続して学習することであり、分散学習とは、ある一定の間隔を置いてから、同一項目を復習することを指します。


この場合
1pen、1pen、1pen、2cookie、2cookie、2cookie が集中学習。
1pen 2cookie 3kids、1pen 2cookie 3kidsが分散学習になります。

こでまでの研究で、学習時間や学習物の難易度が同じならば、分散学習の方が集中学習より高い記憶力を持つことが分かっています。
分散学習の効果は19世紀末にもう、発見されていたという記録があり、認知心理学のなかでも大きく認められていることです。ということは、試験前に一気に詰め込む「一夜漬け」学習は記憶には効率が悪いということですね。筆者も、学生時代には一夜漬けをしましたが、確かに大人になっておぼえていることはほとんどありません。

次は、分散学習を進めて行く上で、どのようなスケジュールを組んでいくのがいいかということです。

分散学習は3つの原則を満たす必要があるといわれています。

1.単語に関する記憶を思い出すことで記憶が強化されます。
2.復習と復習の感覚が長いほど記憶が強化されます。
3.記憶が定着すればするほど、記憶が薄れにくくなります。

これを踏まえたうえで、そのお勧めする記憶方法ですが、
「kidsの意味は『子ども』です」という記憶方法をパッシブ・レビューといいます。
「kidsの意味はなんですか?」と人に聞かれて、「子どおです」と自分自身で能動的に思い出すことを、アクティブ・リコールといいます。
どちらが効果的かなんて考えたことありますか?
こえれまでの実験結果よりパッシブ・レビューよりも、アクティブ・リコールの方が、記憶力が強化されるのです。

これは、「思い出す」という行為が、記憶までに着くまでの経路が頑丈なものになるので、記憶が取り出しやすくなるということなんです。
ドリルをやったって、効果ないと思っているアナタ、軽視してはいけません。
この実験結果を見えれば一目瞭然。ドリルなどの学習は大変効果的なものだといえます。
また、この場合、子どもが書いてあるを絵を一緒に見たりすることで、さらに深く記憶に刷り込まれます。
記憶の角度をかえてみることも、効果的となります。